米国ラスベガスで8日~11日に開催された世界最大規模の家電見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES) 2013で、TOSY ROBOTICS JSC社(ベトナム・ハノイ市)の開発したロボットに変形するポータブルスピーカー「mRobo」がダンスを披露し、多くの人々の関心を集めた。
昨年のCES 2012では「mRobo」試作バージョンを出品。発表イベントにカナダの人気スター、ジャスティン・ビーバーが登場したことで注目を集めたが、今年は単独での実演で多くの観客を魅了した。今回発表された「mRobo」は、デザインも技術も試作バージョンに比べ大幅に向上。6つの自由に動く関節で腕の動きがよりスムースになった。また、低音を強化した音質はポータブルスピーカーとして世界でもトップクラス。さらに、小売価格は199米ドル(約1万7700円)と手頃に設定されている。
米国の大手百貨店メイシーズのバイヤーによると、数多くの顧客から「mRobo」を全米で販売するよう要望が出ているという。また、米国The Inquisitr誌のCES 2013で最も注目されたテクノロジートレンドトップ10に「mRobo」がランクインしている。